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アフターピルに怖い副作用はないっていうけど本当?

2020年05月02日

アフターピルとは、緊急経口避妊薬の俗称です。性暴力を受けた場合などに産婦人科医の処方を受けて服用する高用量のピルです。日本では、緊急経口避妊のために、レボノルゲストレル1.5mgが配合されたノルレボ錠またはレボノルゲストレル1.5mgFが処方されます。性行為後72時間以内に服用することで、強制的に黄体期~生理を作り出しリセットさせる考え方の下で妊娠の成立を避けるものです。

このアフターピルの1.5mgが気になるという人も見られるでしょう。レボノルゲストレルの含有量は中用量ピルのプラバノール配合錠では0.5mg、低用量ピルのトリキュラーでは0.050mg~0.125mgとされています。アフターピルは、容量が少ないピルと比べて黄体ホルモンの量が3倍~30倍の差があるということだけでも覚えておきましょう。

怖い副作用自体は少ないとされていますが、突発的に強い吐き気を催す方や、下痢の症状を引き起こす人も見られます。嘔吐によりピルを吐き戻してしまった場合は、追加補充を検討することもあります。

生理の前になると、吐き気がする・めまいがするというような症状に見舞われる方もいることでしょう。これは黄体ホルモンによるものです。アフターピルで黄体ホルモンを強制的に補う形になるので、急激なホルモン変化による怠さや頭痛を発症するリスクは否めません。発熱や不正出血というような大きな副作用の報告例は少ないとされていますが、低用量ピルで若干のマイナートラブルに見舞われた人は、アフターピルでも起こりやすいと考えるべきでしょう。万が一発熱・不正出血、めまい、怠さ、頭痛などの副作用が起きた場合や思わぬ病変に対応できるよう、産婦人科医による処方されたアフターピルを服用することをおすすめします。

ピルの服用によってメンタル面が落ちてしまうということはありませんが、体調がすぐれず気分が落ちてしまうリスクも考えられます。またメンタル面に作用するハーブ(セントジョンズワート等)を常用している人は、アフターピルの作用を弱めてしまうことがあるのでご注意ください。

中にはアフターピルを飲んで鼻血が出るといううわさもあるようです。黄体ホルモンや卵巣ホルモンを突然に補充するので、何らかの体調の変化は出てくることでしょう。更年期を迎えた人などは、突然にホルモンが分泌されたり分泌がストップしたりというような状況に陥ることがあります。汗がとめどなく流れてきたり、突然顔がほてるというようなホットフラッシュという症状はホルモンの変化によるものです。

アフターピルを服用した後は、更年期と同様のホルモンバランスを当てはめるとわかりやすいかもしれません。極めてまれですが、ほてりによる鼻血も考えられる範囲でしょう。

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